心涙
がっしりした体つき。










「じゃあな」






無視して早足で家に向かった。





本当に時間・・・無駄にした。
あたしって・・言い出したら止まらないし・・・。







「おい、待てよ・・・。何でお前と俺が帰る方向一緒なんだよ・・」






「知らない!そのうち別れるんじゃない!?」






後ろを振り向くと気にいらなさそうな顔でバイクを押している。






「・・・・い・・・・お・・・・おい!!」






「え・・・え!?」





「俺、ここだから。」





「は・・・・」




目の前には8階建てのマンションだった。
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