心涙
首を縦に振った。






「ばあっかぁ!!そんな事言って止められると思ってんの!?」






「まっすます、頭きた!!」







地面の砂で滅茶苦茶になった顔を美帆はローファーで踏みつけた。







「あ・・・いッ・・・あああ・・・・」






「サヤはねえ!!もっと痛かったんだよ・・・?だから・・・



このくらい平気でしょ!?」







「なあ・・・お前ら何してんの?」






「!?」






あたし達から数十メートル離れて平然として建ってる人物に
誰もが驚いた。
だって、そこに居るのは、昨日会ったばかりのヒデが居る。





同じ男子制服を着ている。
同じ、学校だったんだ。




「ひで・・・あき・・。」
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