心涙
皆、遊んでるだけなんじゃないの?
違うの・・・・?本当の事なの・・・?








「・・・・今じゃなくて良い。落ち着いてからで良いから話してくれないか?」







「・・・・・・」




本当に今のあたしは何も知らない人が見たら頭がおかしい人に見えると思う。
大きく目を見開いて、意味の分からない言葉を発して、問われたことにも
答えられないで・・・・。









サヤ・・は何故死んだ・・?
あたしは必死の思いで、あの、放課後の事を思い出していた。
起きたばかりのせいで覚えていなかった。







何時間経ったのか分からないけど、結構の時間が経った事だけは
分かった。






あたしは、ようやく頭の整理をする事ができた。







サヤはあたしを追って乗用車にはねられた。
そして、サヤは死んだ。







落ち着いたら人が居るのも気づかず、無理矢理サヤの側へ寄った。





「今日、何日ですか・・・」
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