D U S H ! !



「…わかった。3対1なら仕方ないからそれはこっちが折れる。だけど、曲はオレが決める!!」

「「「えー」」」


「えーって。そんなにオレじゃ駄目?」

鮎川は首をひねって上目目線。

うわこいつ、それさえもカッコイイと思ってんのか。


「ギターもベースもドラムもソロがあるやつってどう。」

カイジが呟く。


「緊張するじゃんやっぱ人前って。ソロなんてもっての外だし、だから対策として。」

「…いいかもな。」


俺は賛成した。

響いてるのが一人だけって人前じゃなくても緊張しそうだし。


「で、それに合う楽曲が王道これなんだよ」


カイジの手には一つの楽譜があった。




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