イケメン君と美人チャン。






【彼方】









おおぉ…………









会場にどよめきが走った










「…………………流石だね~…由衣ちゃん」








隣に立っている海司 が、ボソッと呟いた









ホント凄いんだけど…………









ユイユイは人間じゃないって今確信しました














ステージに出てきた由衣はなんだか光って見える







それが綺麗すぎて、観客や審査員はため息ついてる











『実に素晴らしい!。宮島さんのセンスの良さはプロ級です!!』








そうお偉いさんが褒めると、由衣は嬉しそうに笑った









ああああ~…







笑った…




超カワイイ………












『ちなみに!お父様はどう思いに!?』







司会者が由衣パパにマイクを回した











なんて言うんだろ…………











『普通。てか由衣、気抜くなよ。男陣に厄介なのがいんだからよ』



「は?何?…海司の事?」





『そ。アイツは現役だからな』





「大丈夫。彼方の方が最高に素敵だもん。」









そう由衣が言ったら、観客の海司ファンからブーイングが飛んだ







確かに、俺で勝てるかな…………






ブーイングされてもしょうがない。普通の顔だし。






「絶対に負けないからね~!!!」



「「ぶーぶー!!!」」






でも由衣が余裕で笑ってるから、がんばります!!




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