イケメン君と美人チャン。










次の日、あたしは彼方を叩き起こしてからいつも通り一緒に学校に行った









「あ、由衣ちゃんおはよ~」




「よぉ。相変わらず眠そうだな……彼方は…………」









先に来ていた美世ちゃんとイケメン君と挨拶して軽く喋ってたら…………











「彼方ぁ♪」








甘ったるい声が聞こえた








「………………は?」





あたし達はもちろん、彼方は特に嫌な顔をして振り返る









…………来たよ、門脇ちひろ……







ちひろは自分では可愛いと思ってるらしい上目遣いで彼方を見つめた








「…………えへっ♪彼方ってば、いつもあたしを見つめるんだから♪照れちゃうっ♪」






「…………は?」






「この前は、あたしの事好きって言ってくれてありがとう………♪…」










その発言にあたし達だけじゃなくクラス中が固まる











あたしがチラッと彼方を見ると、


彼方は珍しく怒っているみたいだった







「…………彼方ぁ♪今日一緒に帰ろうね♪」








「……………………」








「そうだよねぇ♪そんなブスよりもあたしの方が完璧に可愛いもんね♪」








このクソ女…………







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