イケメン君と美人チャン。
「……ふざけてんじゃねぇよこの女!」
そう言って殴りかかってきたのは…まさお…だっけ?まさる?
めちゃくちゃ遅い拳は、楽勝でかわせた。
「なっ!?」
見事にかわして見せたあたしを見て、金髪は驚いている。
けどすぐ真っ赤になって…
「すましてんじゃねぇよ!!」
で、また殴ってきた。
それをヒョイっとかわす。
かわすついでに足引っ掛けてやったし。
「おわっ!?」
金髪は馬鹿みたいな声を出して地面に激突。
こっちを振り向いたところで顔面に足げりくらわせてやった。
ちょっと吹っ飛んだけど、すぐにパタッと倒れた。
弱っ…!
「おい…!。やべぇよ!!」
「この女強ぇ!」
さっきの場面を見ていた金髪二人は、倒れてる金髪を抱えて逃げていった。
「ん~。疲れたぁ…。」
今更行ってももう遅刻だろうな~。