イケメン君と美人チャン。
ドカッと歯切れの良い音が聞こえた。
それは咄嗟に殴った俺の音と、ユイユイのアッパーの音が重なった音で…。
――ドサッ……
少し間が空いて、チャラ男が倒れた。
「「あ?」」
……倒れ込んだチャラ男…。
動かないっ!!
「ど、どうしよう」
「…や、やり過ぎた?」
「カナカナちから強いんだから殴っちゃ駄目だよ!」
「ユイユイだって強いじゃん!」
その時、背中に寒気がした。
それは由衣も同じだったらしく、顔が「ヤバイ!」ってなってる。
「てめぇら…。そんなに人を殴んのが好きか。」
由衣パパー!!!!