イケメン君と美人チャン。



「好きだからキスしてただけ。」


「はぁ……。」


「誰かに言ったりしたら由衣の下着彼方に見せちゃうからね?」


「はぁ!?ざけんじゃねぇよ!!」



美世チャンが超ヤンキーだ…。


「じゃぁ他の人に言わないでね?言ったら容赦しない。」



「あ゛?誰に向かっていってんの?彼方に見せたら、美世でもぶっ飛ばすからね?」





しばらくにらみ合いしてた。


でも途中で美世チャンがふふって笑ったから。空気が和んだ。





「なんてね!由衣チャンには流石に敵わないよ。美世あんまり強くないし!!」



「だろうね。でも普通の人よりは強いんでしょ?」




「まぁね?ムエタイ、ボクシング、合気道、柔道…ちなみに茶帯。」




「ぬるいね。あたしはそれプラス空手、剣道、キックボクシング…ちなみに柔道は黒帯。」





勝った!!



けど美世チャンって見かけによらない…。



「何でそんなに強いの?」


「昔ストーカーされたから。撃退するために始めたの。今は彼氏が守ってくれるから辞めちゃったけどね?」




ストーカー……


あたしはまだ未経験…。






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