イケメン君と美人チャン。
…別にあたしが気にする事じゃ無いけどね…。
「由衣の部屋から行ってみる?」
「うん。」
あたしの部屋へと移動して、ドアを開けようとした。でも……
「「……開かない。」」
…何で!?
イラつくんだけど!!
蹴ってしまえ。
「おわっ!!…すげぇ!」
「あ~。壊れちゃった?まぁいいや、楽だし。」
とりあえず外れたドアを壁に掛けておいてっと…
カナ君の部屋へ侵入成功!!
彼方は……
「「居た!」」
ドアを開けて(壊して)すぐ、近くのソファで寝てるのが目に入った。
…寝顔が!!
「…カワイイ…。」
気持ち良さそうに寝てる…。
頬っぺた赤いし、女のコみたいだ……
でもやっぱカッコイイ!
「彼方は寝顔がキレイだな…。」
「ね。あたし、何か……」
「好きになりそう」そう言おうとしたら、
「ん~?うるしゃい…。」
「お、起きたか彼方!」
「は!?イケメン君…。何で!?てかユイユイ!!?」
あ、危ない………。
好きになりそうなんて本人に言えないし!!
ギリギリセーフ…。