イケメン君と美人チャン。
【彼方】
俺ってば、純情由衣に凄い事したかも…。
「頬っぺたスリスリしたよな?」
「し、してな…い。」
「あと頬っぺにキスもしたよな?」
「してないです…。」
真っ赤になって、一生懸命否定してる由衣が愛しく感じる。
抱き締めたときもそうだ。
細身の由衣は俺の腕の中にすっぽり入って。途端に照れた由衣がめちゃくちゃカワイかった。
てか、気付いてない?
由衣の首筋にある赤い痣……。
俺が部屋でるときに付けちゃったやつなんだけど?。
「由衣、キスマーク付いてるけど?」
「へ!?キスマーク!?ど、何処……。」
こんな事でもスグ赤くなる由衣。
少し意地悪してやりたくなって、
「ここ。」
「えっ……。」
そう言ってキスマークの場所にまた強いキスをした。
「顔、超真っ赤。可愛いじゃん。」
「か、かわっ……!?」
耳元で喋ったら声が裏返ったし…。
ホント可愛いって……。