イケメン君と美人チャン。
何でかって?
それは由衣しか部屋に入れたくないから。
イケメン君が本棚相手に開けられるとは思わないし、
何よりユイユイ!
ユイユイの力なら、漬け物石五個ぐらいじゃ怯まないとみた!
これでもう、俺とユイユイの二人部屋みたいなもんだ…。
「俺は恋に励むぜ!」
待ってろユイユイ!
でも頭痛い…。
寝てようかな?
そう思って立ち上がったら…。
―ドカッ!……。
は!?
…何処からかなにかを蹴ってるような音が…!?
ドターンッ!!!
「あ。壊しちゃった?」
「な。でもあっちも壊れてるしいいんじゃん?」
………何故!?
イケメン君が開けられる訳が………。
もしや美世!!!
そう言えば強いんだった!