イケメン君と美人チャン。
「とにかく着替えて着替えて!!そこの部屋使っていいから。あ、由衣と翔太はカツラもつけてね~♪」
ニヤニヤで渡されたカツラ…。
お?この髪型カッコイイじゃん?
ま、少しだけやってみるか…。
しぶしぶ一人部屋で着替えて、鏡を覗いてみた。
「え。何コレ。」
…何か信じらんないんですけど
あり得ないくらい似合っちゃってる。
目の前にいるイケメン君に惚れそうだよ…。
あ、でも彼方のほうがカッコイイかな?
「由衣チャン。終わった?」
「あ、うん。今出る」
美世チャンに呼ばれて部屋を出た。
そしたら学園長の部屋がシーンとした。
奥にいる彼方も、目の前の美世チャンも固まってる。
何だコレ。
てか、いつの間にかこんなに人がいる…。
撮影のスタッフかな?
「……由衣チャン!!ヤバイかっこいい!!ちょ~~似合ってる!」
「ん?あ、ありがとう…?」
「キャー!喋った~~!!」
んなに絶叫しなさんな…