イケメン君と美人チャン。




「てか足早いし…。」

「ごめん……。集中すると気使えなくなる。」


「一応俺の得意分野なのに~!まさか負けるとは…。」



カナ君相当悔しそう…。



普通女のコに負けるなんてヤダよね~



でも集中するとそんなの構ってらんない!。





「今日の体育は負けねぇかんな!」


「あっ。今日から柔道だっけ…?。」


「おぅ!!ユイユイ強ぇけど、俺だって強いし!絶対勝つ!」




無邪気だのう…。



カワイイカワイイ。





………でも、ホントに勝てるのかな?彼方。



―ダァン!-


「一本!」




そこら辺の男子じゃ話になんない…。


集中しなくとも勝てるわい。




「「キャー!由衣カッコイイ~!」」



技をきめるたびに盛り上がる女子たち。


「由衣チャーン!俺ともやってー!!」



―ダァン!-


「一本!」



そして男子は…。


「由衣チャンにめっちゃ見つめられた…♪。」


「たまんねぇよな…。ドキドキする…。」



違う意味で盛り上がる!



勝手にドキドキしてんな!


あたしは彼方にしかときめかない~…。



―ダァン!-


「一本!」




「「キャァー!!彼方くーん!」」


「「カッコイイ~!」」




他の場所でやってる彼方も強いから、女子たちが半端ない…。



隣のクラスも居るからいつもにまして声の度が…!!。







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