桜花散恋


念を押された時のあの顔つきからして、内容は相当重要なことなんだろう。
私が知るべきことじゃないのは確か。


・・・深く関わらないでおこう。



そう心に誓った時――・・・




バン!!!


「!?」




いきなり襖が勢いよく開いた。


「おっ・・沖田さん!?」
そこにはニコニコと笑っている沖田さんが立っていた。


「ねぇ、葉月ちゃん」


「・・はい?」





「面白いもの、見たくない?」




*******

《その後》



「くそっ・・!!あいつどこ行きやがったんだ!?」
「あれ、土方さん?どうしたんだ?」

「おう、平助か。総司見なかったか?」

「総司?あいつならさっき葉月の部屋の近くでみたけど―・・」

「なにっ!?」







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