‥Love Talk‥


私は周りをキョロキョロと見回した

ちょっと先に見つけたレストラン

そういえば、もう12時だ…


「あ、ねぇ!お昼食べない?」

「ん?ああ~…腹減ったし、そうしよっか」


そう言って秋兄はそのレストランに車を停めた


「こんなとこで悪いな。大会が上手くいったらもうちょい高いとこ連れてってやるよ」


秋兄は助手席のドアを開けてくれたうえに、こんなとんでもないことまで言ってくれた


「い、いいよ!これで十分だもん!」

「何遠慮してんの?こう言う時は素直に『うん!ありがとう秋兄!』って言えばいいんだよ!」


そう言って秋兄は歩きだす


私の顔見られなくてよかった…


こんな赤い顔見られちゃったら、完璧バレちゃうもん…






< 38 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop