GAME
「大体なんでこんなことしようと思ったんだよ。」

和也が言う。

「ああ、あのゲームに影響されてな。
みんなでワイワイこうやって、遊んでみようと思ったわけだ。」


「あのなあ、リョーマ、そういった欲求を満たすためにああいうゲームがあるんじゃないのか?」

 和也が意見する。

「俺の場合は欲求が増幅されたがな。」

はあ、と和也はため息をついた。

僕はというと、リョーマの意見に賛成気味になってきた。確かに面白そうだと感じてきた。

「まあ、いいんじゃない?こういうのもたまには。」

レミが言った。

「僕も、そう思うよ。」

反対するのは、後、和也一人だった。

「じゃあ、まあ、仕方、ないな…」

 和也は渋々うなずくのだった。

「よっしゃ、じゃあ、出発だ」

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