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歩いている間、少し暑かった。

今は夏なのだ。

汗が滴った。

だが、道のりをそれほど長いとは感じなかった。

僕はこういう時間が好きだ。

歩く、などのような単純作業をしている間は、より、自分の世界に入れた。

こうして、リョーマやレミと出会った時のことを思い返したり、なかなか楽しい時間だ。

だから暑さは、夏真っ盛りにしては、あまり気にならなかった。

また、このような回想によって、僕は風景をあまり気にしない。風景を気にしないので、道順の覚えが悪く、よく、方向音痴だと言われる。

交通量のまあまあ多い道沿いを歩いていると、コンビニがあった。

僕はそのコンビニに入った。店内は涼しかった。むしろ寒かった。周りの環境が急に変わると、当然気になる。

リョーマには、へんなやつを選んでやろうと思った。

リョーマは変なことが好きだから、変なものも好きなのだ。

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