GAME
和也のよく分からない発言は置いておいて、とりあえずレジに行き購入した。

今日は、かなり出費してしまった。だが、その出費に見合う面白さを、このゲームは提供してくれるだろうと思った。

その後、時間がまだあったので、和也とゲームを見て回った。

和也は、棚から様々なゲームを手に取り、事細かに解説して、僕に勧めた。

それらはみんな一人用のものだった。

プレイヤー人数が二人以上の和也が持っているゲームはすでに、だいたい一緒にプレーしていたため、もう僕は知っていたのだ。

時計を見ると、そろそろ集合時間だった。

「このゲームがあるから、もういいよ。
それより、早く行かないと。」

 そう言って時計を見せた。

「そうだな。一気に買っても仕方がないし。」

そうして僕たちは集合場所であるデパートの入口付近へ向かった。

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