GAME
リョーマはレジ袋をいくつか持っていた。
レミももうすでに来ていて、リョーマの傍らにいた。
「リョーマは何買ったの?」
「ああ、まあ目的に必要なものだ。光太郎は何買ったんだ?」
「えっと、これだよ。」
レジ袋から題名が見えるように商品をのぞかせた。
「おお、お前も買ったのか。これから、楽しくなりそうだぜ。」
リョーマはにっこりと笑った。
ここで僕は思った。
三人だけ楽しくなっていては駄目じゃないのか。
「レミの分はどうするの?」
リョーマは少し困った顔をして、
「それは、大丈夫だ。」
「どうして?」
「俺の、分をやる。」
え?
これにはレミも驚いたらしく、
「どうして?
あんなに楽しそうにやってたじゃない。
別にリョーマからもらわなくても、新しいの買えばいいだけだし。」
と聞いていた。
「それじゃもったいないだろ?
俺の分をあげれば、エコロジーだしエコノミーだ。
すごくエコだろ
?俺はもう、十分満喫したから。」
レミの「ふーん」と納得したそぶりを見せた。
だが僕は違った。僕がこのゲームを買ったことを知った時に笑顔を見せたリョーマは本当に嬉しそうだった。
本当はリョーマもまだ、このゲームをやりたいんじゃないのか?
そんな疑問を口にする暇もなく、リョーマは言った。
「じゃあ、行くぞ。」
レミももうすでに来ていて、リョーマの傍らにいた。
「リョーマは何買ったの?」
「ああ、まあ目的に必要なものだ。光太郎は何買ったんだ?」
「えっと、これだよ。」
レジ袋から題名が見えるように商品をのぞかせた。
「おお、お前も買ったのか。これから、楽しくなりそうだぜ。」
リョーマはにっこりと笑った。
ここで僕は思った。
三人だけ楽しくなっていては駄目じゃないのか。
「レミの分はどうするの?」
リョーマは少し困った顔をして、
「それは、大丈夫だ。」
「どうして?」
「俺の、分をやる。」
え?
これにはレミも驚いたらしく、
「どうして?
あんなに楽しそうにやってたじゃない。
別にリョーマからもらわなくても、新しいの買えばいいだけだし。」
と聞いていた。
「それじゃもったいないだろ?
俺の分をあげれば、エコロジーだしエコノミーだ。
すごくエコだろ
?俺はもう、十分満喫したから。」
レミの「ふーん」と納得したそぶりを見せた。
だが僕は違った。僕がこのゲームを買ったことを知った時に笑顔を見せたリョーマは本当に嬉しそうだった。
本当はリョーマもまだ、このゲームをやりたいんじゃないのか?
そんな疑問を口にする暇もなく、リョーマは言った。
「じゃあ、行くぞ。」