お前は俺を好きになる~気になる女の子~
「聖。あの…急なんだけどさ…今日泊まりいったらマズイ?」
「泊まり?泊まり!?えっ!?真由があたしの家に泊まるって事!?」
「そう、無理?」
「いやいやいや!ぜんっっぜん無理じゃない!」
授業と授業の間にある数分の休み時間。
俺の教室に珍しく一人で入ってきた真由は、近くに置いてある誰かのイスに腰掛け、どこか神妙なおもむきを漂わせた。
意味ありげにうつむき加減で、俺をたしなめる真由の唇。
急過ぎる話だけど、好きな奴にんな顔されたら誰も断る奴なんかいねえよ…
「やった。この話は留美には内緒ね。帰りうまく話合わせて聖の家に泊まり行くからさ」
「おぉ、んんっ」
「なぁんか聖変なの。フフッ。じゃ後でね」
動揺を隠しきれない俺の不自然な返事に、真由は目を細め笑っていた。
が、話がまとまるなりすかさず席から立ち上がり、軽く手を振って自分の教室へ帰っていった。
ーーかなりやべぇって。真由が泊まりとかどうすんだよ!
泊まりに来たいと言い出した真由に驚きもあったが、それより何より俺の妄想は真由がいなくなったと同時にやたら膨らんでいた。
もしかしたら、一緒に風呂にはいれるかもしれない。
もしかしたら、一緒に寝れるかもしれない。
もしかしたら、やれちゃったり…
「やべぇって!」
純真な十代の妄想で、火照る体は止まらない。
あの気持ちよさそうなプニプニの肉。
触れちゃったら間違いなく鼻血がふき出し、昇天をかますだろう。
ーー生肉だよ。生真由だよ。どうすんだよ俺!
完璧に男モードに切り替わっていた俺は、机にうずくまり、頭を抱え気付かれないよう一人気持ち悪くニヤツク。
緩む口と頬の肉は、地球の引力により、ますます下へと垂れ下がった。
すると、凄い足音と共に後頭部から甲高い女の声が降ってきた。
「泊まり?泊まり!?えっ!?真由があたしの家に泊まるって事!?」
「そう、無理?」
「いやいやいや!ぜんっっぜん無理じゃない!」
授業と授業の間にある数分の休み時間。
俺の教室に珍しく一人で入ってきた真由は、近くに置いてある誰かのイスに腰掛け、どこか神妙なおもむきを漂わせた。
意味ありげにうつむき加減で、俺をたしなめる真由の唇。
急過ぎる話だけど、好きな奴にんな顔されたら誰も断る奴なんかいねえよ…
「やった。この話は留美には内緒ね。帰りうまく話合わせて聖の家に泊まり行くからさ」
「おぉ、んんっ」
「なぁんか聖変なの。フフッ。じゃ後でね」
動揺を隠しきれない俺の不自然な返事に、真由は目を細め笑っていた。
が、話がまとまるなりすかさず席から立ち上がり、軽く手を振って自分の教室へ帰っていった。
ーーかなりやべぇって。真由が泊まりとかどうすんだよ!
泊まりに来たいと言い出した真由に驚きもあったが、それより何より俺の妄想は真由がいなくなったと同時にやたら膨らんでいた。
もしかしたら、一緒に風呂にはいれるかもしれない。
もしかしたら、一緒に寝れるかもしれない。
もしかしたら、やれちゃったり…
「やべぇって!」
純真な十代の妄想で、火照る体は止まらない。
あの気持ちよさそうなプニプニの肉。
触れちゃったら間違いなく鼻血がふき出し、昇天をかますだろう。
ーー生肉だよ。生真由だよ。どうすんだよ俺!
完璧に男モードに切り替わっていた俺は、机にうずくまり、頭を抱え気付かれないよう一人気持ち悪くニヤツク。
緩む口と頬の肉は、地球の引力により、ますます下へと垂れ下がった。
すると、凄い足音と共に後頭部から甲高い女の声が降ってきた。