お前は俺を好きになる~気になる女の子~
「この高校ヤバくね?冴えねぇダサ男とブスばっかって言うかさぁ…ありえねぇ」
「ぷっ」
留美と考えが合致していた事に驚きもあったが、同時に人間観察していた事に笑えてしまう。
留美は留美なりに期待してここへ来たのだろう。
けど、俺は人が得意ではなかったし、みな進学していたからそれに合わせてなんとなく進学しただけだ。
はなっから高校生活に期待なんてしてもいなかったし…
そう。
ただなんとなく生きてるだけなんだ…
「ちょ、聖ちゃん!見てみ!あの子可愛くね!?」
「あん?お前うるせぇ。静かに…」
突然、声をあげる留美。
釣られて留美が視線を向ける先を追いかけてみたら、一人の少女が目に入った。
その子こそ、俺は男なんだと意識させる女「真由(まゆ)」との出逢いだったんだ。
真っ黒なサラサラヘアには天使の輪がシッカリ根付き、触れたらツルツル間違いなしの光沢。
決して大きくない瞳だけど、日本人形みたいな俺好みの目鼻立ち。
少しふくよかな体型が、ますます俺を興奮させる。
「聖ちゃん?お~い」
「…」
「聖ちゃ~ん。固まってるし」
「はっ!?固まってねぇし!つか対して可愛くねぇじゃんよ!」
留美に女に一目で心を捕らわれたなんて気付かれたら、俺は変人扱いされてしまう。
それでなくても中学時代、女に興味がある事に薄々気付いてる奴らがいたから留美も疑い出すかもしれない。
親すら知らない事実。
ひた隠ししなければ、俺はこれから行き場がなくなってしまう。
「あたしあの子と同じクラスみたいだから、仲良くなぁ~ろおっと♪」
「あっそ。いいんじゃね?どうぞご自由に」
つれない素振りで留美をかわし、あんな女に興味など全くないを決め込む。
本心は、自分の物でもないのに捕られたみたいでいい気はしない。
「ぷっ」
留美と考えが合致していた事に驚きもあったが、同時に人間観察していた事に笑えてしまう。
留美は留美なりに期待してここへ来たのだろう。
けど、俺は人が得意ではなかったし、みな進学していたからそれに合わせてなんとなく進学しただけだ。
はなっから高校生活に期待なんてしてもいなかったし…
そう。
ただなんとなく生きてるだけなんだ…
「ちょ、聖ちゃん!見てみ!あの子可愛くね!?」
「あん?お前うるせぇ。静かに…」
突然、声をあげる留美。
釣られて留美が視線を向ける先を追いかけてみたら、一人の少女が目に入った。
その子こそ、俺は男なんだと意識させる女「真由(まゆ)」との出逢いだったんだ。
真っ黒なサラサラヘアには天使の輪がシッカリ根付き、触れたらツルツル間違いなしの光沢。
決して大きくない瞳だけど、日本人形みたいな俺好みの目鼻立ち。
少しふくよかな体型が、ますます俺を興奮させる。
「聖ちゃん?お~い」
「…」
「聖ちゃ~ん。固まってるし」
「はっ!?固まってねぇし!つか対して可愛くねぇじゃんよ!」
留美に女に一目で心を捕らわれたなんて気付かれたら、俺は変人扱いされてしまう。
それでなくても中学時代、女に興味がある事に薄々気付いてる奴らがいたから留美も疑い出すかもしれない。
親すら知らない事実。
ひた隠ししなければ、俺はこれから行き場がなくなってしまう。
「あたしあの子と同じクラスみたいだから、仲良くなぁ~ろおっと♪」
「あっそ。いいんじゃね?どうぞご自由に」
つれない素振りで留美をかわし、あんな女に興味など全くないを決め込む。
本心は、自分の物でもないのに捕られたみたいでいい気はしない。