理想と現実の間に



渚浜は、私の地元と街のちょうど中間地点くらいにある浜辺。


毎年夏になると巨大なスケボー用のセットと

イベント用のステージにスピーカー

隅の方に並ぶハンモック

海の家なんかがいくつも合体して、かなり大きな浜辺の遊び場ができている。


夏の大人の遊び場


アルコール片手に踊る人達や、ファイヤーダンスをする人

車輪が擦れる音を響かせながら、スケボーに燃えるスケーター


ハンモックに揺られながら、理解できない言葉で盛り上がる外国人


お目当ての異性がいたら気軽に声をかけれるような夏の世界

そこで私達は出会っていたんだ…


距離はあったはずなのに、覚えていてくれた剛に運命を感じてしまう






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