理想と現実の間に




「ちょっとちょっと!!寝ないでよっ道分かんない」

片手でハンドルを握りながら
剛を揺さぶる



「腹減った…」

そう言いながらむくっと体を起こし

「あっここ左〜」



相変わらず自由な奴…



大通りから住宅地に入った



いったいどこへ…?



剛の指示通り、右、左と細い道を進んでいく。



住宅地の中に公園が見えてきた





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