理想と現実の間に




隣に剛の温もりを感じる


体の右半分に全神経が移ったんじゃないかって思うくらい



ドキン

ドキン



一定のリズムを保って大きく跳ねる心臓



聞こえませんように…



剛は今何を考えているんだろ?



こんな状況も慣れっこなんだろうか




けど今はそんな事どうだっていい



あなたを出来る限り感じれたらいい



存在を確認できればいい


身体を重ねたい訳じゃない



少しでも
剛を知りたい






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