理想と現実の間に
灰色な自分
―――ピピピピッ――――――ピピピピッ―――
アラームの音が鳴る
手を伸ばす
いつもの場所にアラームの根源がないことに気付き、目を開けた。
いつもと違うシーツの色
いつもと違う朝日の光
なにより隣に剛がいる
寝息さえも聞こえず、すごく静かに眠っている。
朝日に照らされて
動かない剛を始めて見た。
キレイ……
自分の寝顔が嫌になるくらい。