理想と現実の間に



溜め息が出ちゃうくらい整った顔にしばらく見とれてしまっていた。



朝が弱い私でも、剛が隣にいるとなると

脳の覚醒は驚くほど…




剛を起こさないようにベッドから出て、ソファーに移動する。



何も着ていない自分と、床に散らばった下着が目に入る



昨夜の事が現実だったんだと実感した



夢を見ていたみたい…



でも
剛の体温も、重さも、匂いも‥

全部思い出すことができる



それがすごく嬉しい。



今は

この感覚に浸れるだけでいい







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