理想と現実の間に




『じゃあ……忘れねぇ?』


えっ…?



『忘れ…る‥?』



『そう。したことを忘れる。無かったことにする…したら、やり直せる。そうしねぇ?』




ビックリだ‥

剛は
去るもの追わず

そう思っていたから

驚いた


無かったことに…



私だって、軽い気持ちだったのに

剛に泣きつくなんて間違ってるよね



やり直しかぁ…


できるだろうか…





‥‥‥‥‥‥‥







『うん。無かったことにする‥やり直す!』




言葉にしながら、決意した。








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