理想と現実の間に
私達はどちらからともなくグラスを合わせた
「やべぇクリスマスにケーキ食うとか何年ぶりってかんじ。うまそー」
「そなの?てっきりREARの皆とか、お客さんの差し入れで食べてるかと思ってた。」
「そりゃねーだろ‥男が数人でクリスマスにケーキつつくとか…考えただけであり得ねー」
「まぁ‥確かに(笑)」
クスクス笑ってたら、剛が じっ と私を見てる
「な…なに?」
目合わせてられない〜‥
目をそらして、キョロキョロするしかなかった
「いやべつに。笑った顔久々に見たら可愛いから。」
…!??!
か、可愛いって言った!
剛が可愛いって!!!
しかも真顔でっ
恥ずかしいっ
嬉しいっ
嘘〜!!!!
「あっ…ありがと。なんか恥ずかしい」
素直にそう言ったのに
「なんで?」
とか言ってるし…
変わらないな…