理想と現実の間に




「椎野ちゃんはさー剛が大好き?」



「えっ!?…ゴホッゴホッ!」



いきなりの率直な質問に、出されて
飲んでいたジュースを吐き出しそうに
なった




大丈夫?といいながら
ティッシュを出してきてくれた




「ごめんごめん!(笑)でも見てれば分かる」



目を細めて、口の端をあげ
イタズラに笑う充君…





そっかぁ~…私ってそんな
分かりやすいのか……




「剛は…やめたら?」





急に真剣な顔をして

充君が私を見る






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