理想と現実の間に







「な…んで?」





「それは、代田剛だから?」


はぐらかすように笑いながら言われた




なにかあるの…?




私の顔を見て
心中を察したのか


缶コーヒーを
全て飲み干してから


少しの間のあと話始めてくれた。





「剛の元カノの事は?」




充君の問い掛けに

私は首を横にふった。





「剛には7年間付き合ってた女の子が
いるんだ。」




7年も……?





あまりの時の長さに
ズキッと胸が痛むのを感じた。






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