理想と現実の間に
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お互いに初めましてなんて言うわけでもなく、普通に普通の会話。




「画すっごい上手だねっ!!ヤバイよ!!」



「こんなのただの落書き!!!」



いや!完全に上手い!!上手すぎる



剛は落書きだと言うけど、

私には完成された物にしか見えない。




散々褒めていると

剛は照れていた。



照れるんだ…不思議



剛が人間らしい反応を示す男ではない事がすぐに

なぜか分かったから。




この人は絶対に
感情を表に出さない人…





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