理想と現実の間に
知らない笑顔
始めていたとしても
まだ
な事は確かだ。
始めていたなら、積極的な私なんて有り得ない。
いつだって恋愛には消極的だから。
「あ〜彼女欲しい!!!」
105%が嘆いている。
口の端にえくぼとは違う窪みをつくりながら
未だ不敵に笑う剛が私に目線を移した。
「誰かいない?今日遊びに連れて行ってやってよ」
「えっ今日っ!?!」