理想と現実の間に
「「カンパーイ!!!」」
街から少し離れた激安のファミレス
私の隣に剛
里沙の隣に105%
自然とこのポジションになったわけ
私達が席に着くときには二人の隣が空けられていたから。
105%と里沙は初対面なのだから、本来なら向かい側が2つ空いている予想だった。
こうやってサラッと隣を空けておく動作あたりに慣れ
を感じる。
席を目の前にして
席どーする?
なんてやり取りを当たり前に見てきたから
スマートな対応にドキッとしてしまった。