理想と現実の間に




時計の針は
午前3時12分を指している。




気付くと、充君は既に夢の世界で

剛も殆ど虚ろな状態



里沙は、隣の充君が寝てしまった事で気が抜けたのか

ソファーに寝そべるような体勢になり、今にも目を閉じそうだ。



そして私も、かなり眠い…

いつ意識が飛んでもいいような状態だったが、剛が完全に眠りにつくまでは寝るまいと、

現実の世界と夢の世界を行ったり来たりする意識をコントロールするので精一杯だ…



寝顔は見られたくない




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