理想と現実の間に




充君の微かないびき

里沙の寝息

剛の静かな呼吸音


今の私には、再度睡魔をおびき寄せる最高のリズム。


おまけに、剛の足が乗った太ももから体温が伝わってきて、眠りにつく為の安心感のようなものも充分だった。






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