理想と現実の間に



確かに153センチ程度しかない私の理想が、180センチだなんて

並んで歩いたら階段だよね…


親と子みたいな?



「でもでもっ充もカッコよかったなぁ〜」


眩しすぎるくらいの朝日を浴びながら、
負けないくらい瞳をキラキラさせて熱く語り続ける里沙。



日焼けを気にして太陽に手をかざす私をよそに、今はそんな事どうでもいいとばかりに

どんどんヒートアップしてゆく里沙の話



私はそんな里沙の隣に居心地の良さを感じながら、時折、段々と変わってゆく景色になぜか寂しさを感じていた。



もう冬なんだなぁ〜





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