理想と現実の間に
夏の繋がり
「面白かったぁ〜でも、この映画長かったね!!」
出そうになった欠伸を含みこみながら剛に振り返る。
「面白かったな」
それだけ言って欠伸しながら伸びをしてる。
自由な奴…
「俺らの列だれも座ってなかったし、途中寝転ぶ体勢になろうかと思ったんだけどさ、さすがにまだお前に失礼かなぁと思ったしやめた」
そう言っていつもの意地悪そうな顔で笑う
「寝転んでもよかったのに!…でもそうしたら画面見えなくなるよね?」
「ん〜まぁな。そうなったら完全に寝てたな」
もうっ
映画観たかったんぢゃないの?
ほんと自由な奴…