蒼徒の月/†岡田以蔵†
後日竜馬は有言実行、武市の元へ行き以蔵を護衛の為に借りる




「以蔵さん今武市さんの元へ行ってきたがぜよ」




「竜さん、俺はやっぱり無理じゃ、一度殺そうとした相手の側におることはできんちゃぁ」と以蔵は体を丸めて言った




「前にも言ったけんど、以蔵さんは人を守るほうがえい、あと、勝先生の事を知ちょった方がえいやろ、勝先生はな攘夷派、佐幕派の内戦を避け、到幕し身分差別をなくし、以蔵さんのように足軽育ちじゃち、郷士じゃと虐げられる事を無くす新しい世界を作ろうとしているがじゃ

のう、以蔵さん悔しい思いをしてきたじゃろう」
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