蒼徒の月/†岡田以蔵†
その日万次郎は、西洋風の墓にお参りをしに行くところだった




「以蔵さん、刀の時代はもう終わる、日本はもっと沢山の知恵をアメリカやイギリスから学んで、変わるべきなんだよ」



「刀の時代が終わるち、俺は今、刀が必要じゃ」




「そうかぇ?刀では限度もあると思わんか?」

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