蒼徒の月/†岡田以蔵†
「以蔵、お前女がいるそうだな今日、金をせびりに来たのはその為か?」




と、武市は意外な事を責めた




「その女がいる茶屋に入り浸っていると聞く
龍馬の所では小遣いもくれんそうじゃな」




「その竜さんも小遣い無しで働いちゅう…それに、勝海舟ちゅう男は先生のおっしゃるような悪人には思えんき」
< 123 / 160 >

この作品をシェア

pagetop