蒼徒の月/†岡田以蔵†
以蔵は金を作る為刀を売り二両程の刀に変えた



紅糸は以蔵を心底愛し、しばらくはかくまり




その頃以蔵は自分を襲って来た剣客を斬りつけ懐から金を盗み出していた




人を斬る一瞬は元の人斬り以蔵の顔になるが刀がやはり斬れない刀で、骨にかかるとすっと抜くしかなかった




「盗みだけはせんかったけんどの」
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