蒼徒の月/†岡田以蔵†
監視役はもう一度以蔵のもとへ戻り桶に水を入れて持って来た




「ま、饅頭を喉に詰まらせたら危ないきにの」と、以蔵に水を渡すとそそくさとその場を去った




またぶつぶつと「おかしな奴ぜよ」と、以蔵は呟いた




急いで饅頭を拾い上げると誰にも取られるわけも無いのにガツガツと饅頭をほうばった
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