蒼徒の月/†岡田以蔵†
以蔵はもう一度頭を下げ「ありがとうございます」と言った



「もうえい、下がっていいぞ」



武市は以蔵が去っていくと、なんとも言えない優越感がこみ上げて来た


郷士として上士から何度となく虐げられていた自分が今は土佐のリーダーとして動く事の喜びもまた気持ちよいものだった




そして、天誅はまた行われた
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