王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
違和感―未来side―
―――未来side―――
隼人と遊んだ日から一週間。
あの日から、隼人とあたしは再び他人同然の関係に戻った。
廊下ですれ違っても隼人はあたしと目を合わせようとはせず、避けているように思えた。
「未来どうしたの?そんな暗い顔して。今日、元カレと遊ぶんでしょ?」
「うん……」
『明日、学校終わったら遊ばない?校門の前で待ってるから』
昨晩届いた裕からのメール。
あんなに待ち望んでいた裕との再会。
本当なら嬉しくて堪らないはず。
それなのに、何故かあたしはモヤモヤとした気持ちを抱えていた。