王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
「適当に見てれば?」
「え……?隼人、また……どっかに行くの?」
思わずそう口にすると、隼人はクスッと笑ってあたしと同じ目線になった。
「もう行かねぇよ。風呂入ってくんの」
至近距離でバチッと視線が重なり合う。
あたしは目を反らしながら言った。
「あ……そっか。いってらっしゃい」
「バーカ。そんな寂しがるなって」
隼人はあたしの頭をポンポンッと叩くと、部屋から出て行った。