王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
「ちょっと、未来。あの子一体何なの?しつこいにもほどがあるでしょ」
あたしとシュンくんのやり取りを黙って見ていたミホは堪らず声を上げた。
「ミホぉ……助けてよぉ……」
「しょうがないなぁ……全部話して?」
「うん……。実はね……――」
あたしは昨日の放課後から今に至るまでの出来事をミホに打ち明けた。
「あの子、未来に気があるんじゃないの?」
「そうとは思えないんだけどな。あたしの方が年上だしさ」
「年なんて恋には関係ないから。とにかく隼人くんに誤解されないようにしなよ?」
「うん……そうする」
あたしは、ハァと盛大な溜息をついて頭を抱えた。