王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
募るイライラ―隼人side―
――隼人side――
すっかり風邪も治り本調子に戻った俺は、いつものように教室に入った。
昨日未来に送ったメールが妙に照れくさくて、未来と顔を合わせない様にコソコソしている自分は大バカだ。
すぐに自分の席に座り大きく伸びをすると、俺は机に伏せ寝る体制に入った。
特に挨拶をする相手も、喋る相手もいない俺の毎朝の日課。
というより、毎日寝てばっかいるけど。
スタンドで酷使された体を休める貴重な時間だ。
でもそこで俺は、ふとあることに気が付いた。