王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜

「……バーカ」


一瞬でも亮に相談しようと考えた俺がバカだった。


こいつは女とヤルことしか考えていない。


「俺、今から学校戻るわ」


「は?何で?忘れ物でもしたの?」


不思議そうな亮の手からコントローラーを取り上げる。


「あいつ、今日委員会でまだ学校にいるから」


「隼人は優しいな。暗くなってきたから迎えに行ってあげるんだ?隼人に大事にされてる未来ちゃんが羨ましいわ」


亮はクスッと笑うと、傍に置いてあった鞄を持って立ち上がった。

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