王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜

どうしよう……。


隼人の顔をまともに見れないよ。


ギュッと目を瞑った瞬間、


「さっきの話、本当か?」


頭上から低く擦れた隼人の声がした。


「さっきの話って……?」


「電話するとかなんとか。つーか、顔上げろよ」


足元に視線を移しているあたしに、隼人は苛立ちを露わにする。

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